10代の頃の私はというと、いわゆる虚弱体質。
小学校の頃は持病で入退院を繰り返し、大人になり持病が治ると
謎の腹痛や過呼吸ですっきりしない心身の状態が続きました。
この原因はなんだろう、自分の何が足りないのだろう?と探し回ったり
こころについて教科書を読んでは勉強したりしましたが
長い間、なかなか状況は変わりませんでした。
ですがそんな状況だったからこそ、半ば諦め
「変わらなきゃいけない」という気持ちへの執着がなくなり始めました。
何度も読んできたこころの教科書を閉じました。
すると肩の荷が下りたのか、一番避けていた「恐怖」へ向かう行動を起こしていました。
それまでの職業をガラッと変えたのがそのひとつでした。
いつもの選択を見直し、生活習慣を変えました。
自分が話す言葉を観察し、しゃべる内容を工夫しました。
運動なんてほとんどしてこなかった私が運動を始めました。
自分の頭の声ではなく、こころの声に従う選択を増やしていきました。
すると、あれだけ続いていた不調はもうありませんでした。
その時、私は「変わった!」というよりむしろ「戻った!」気がして、自分に心地よかったんです。
今思うと、私の「生きづらさ」のような不調は、奥深くで声を上げている私自身に気づかせてくれた大切な痛みだったんです。
私はそんな自らの経験で学んだことを活かして「こころとからだを養う活動」をスタートしました。
それぞれの芽を養い、少しでも多くの方がその人史上最高に生きるきっかけになれればと思っています。