壁の正体①

私たちが現状を変えよう、自分を変えようとすると

誰にでも、必ず、壁が現れます。

 

私たちには生命維持に重要な恒常性機能というものが備わっているからです。

これは自分の通常の状態を保とうとする働きをし、例えば平熱が上がれば発汗し熱を下げ、細菌が入ってくると免疫が闘い排除しようとします。

 

あなたの生活環境、人間関係、言動、思考、選択、行動さまざまな場面において

あなたの通常パターンから外れた時にも、強力な働きによって、元の状態に戻そうとするのです。

 

まずは、大前提としてこの働きが起こることを知っておくことで、元の状態に引っ張られそうになったときの大事なブレーキになってくれます。

 

自分に変わる力がないとか、続ける能力がない、そんなことでは全然ないということを知っておいてください。

 そのうえで、そんな惰性的な部分を自分の意志と行動で変えていく積み重ねが自分の自信になっていくということも付け加えておきます。

 

例えば、ネガティブ思考の人がポジティブ思考に切り替えようとすると気持ち悪さを感じるでしょうし、逆もそうです。

スポーツマンが運動をしないと気持ちが悪く、引きこもりが

運動をしたがらないように

その人の繰り返しの結果(習慣)を維持するために働いてくれているのです。

新しいことを始めると、なかなか続かないのはこのメカニズムのおかげなんです。

 

でも逆にこの働きを利用することも出来るわけです。

 

 

 

獲得したい新たな習慣や癖があれば

最初は不慣れで居心地が悪いかもしれませんが

繰り返してしいれさえすれば、習慣となり、新たな「自分の通常」としてインプットされます。

 

今度からは恒常性機能がその状態を保ってくれるようになる、まさに【継続は力なり】ということです。

 

 そうとわかれば

【私はどうありたいか?どう生きたいか?】を自分にクエスチョンしてみましょう。

こうありたい自分の在り方や、生き方をイメージしてみましょう。

 

その自分はどんな言葉を話し、どんな振る舞いをし、どんな服を着て、どんな場所へ行き、どんな人と話し、どんな1日を過ごすのか。

 

目的が決まればJust do it!

とりあえず始めてみましょう。

 

 

実は私は昔

超ネガティブ思考女子でしたが今は自他共に認めるポジティブ思考です。

ヘビースモーカーでしたが今は禁煙者です。

運動などしてきませんでしたが、今はヨガを教えています。

 ちなみに、全然ストイックなタイプではありません、このメカニズムを知っているだけです。